日本ブラインドサッカー協会 ブラサカ・スポーツ探検隊
昨年から計画していた、日本ブラインドサッカー協会の視覚障がい児向けスポーツ体験会「ブラサカ・スポーツ探検隊」の体験乗馬会がFazendaにて開催されました。
先ずは馬の模型を使って、今からどんな動物に乗るのか?を確認することからスタートしました。
では、実際に馬に触ってみよう。
馬の体温や毛並みを感じながら…ず~~っと触っていた子もいたりして。
馬の鼻息や口元、耳、目、蹄、背中、お尻、尻尾の先まで余すことなく触って感じます。
次に、ニンジンをあげてみます。
馬の噛み切る力や、ゴリゴリという食べている感触や音も実感。
あ・・・ちょっと怖がってる。
そらそうか。
今回は特別ゲストとして、馬場馬術で東京パラリンピック出場を目指す佐藤むつみ選手をお迎えしてのランチチャット。
馬でパラリンピックに出れるんだ!と子供も親御さんも、新しい知見を得ました。
目の見えない人がどうやって指示通りに馬を目的の場所に誘導できるのか疑問だったけど、「コーラー」と呼ばれる人が各マーカーの前に立ち、馬が近づくたびに、マーカーに書かれたアルファベットをコーラーがコールすることでライダーが位置を把握できるようになるそうです。
しかも、コーラーは選手が用意しなければならないので、大会に出るたびに最大で9人ものコーラーを引き連れての参戦となるため、とても費用がかかるとのことでした。
パラリンピック乗馬の世界では、身体障がい者と視覚障がい者は一緒に競い合わねばならず、いくつかあるクラス分けの中でも、視覚障がい者は軽度に分類されているんだと知って、さらにびっくり!
お食事の後はいよいよお楽しみの乗馬体験。
今回は体験乗馬と銘打っただけに、観光地でするようなひき馬ではなく、あくまでスポーツとしての乗馬を体験してもらうことを目指していたので、子供たちの様子を見ながら、出来るところまで経験させてあげよう!と決めていました。
さて、子供たちはどこまでできるかな?
馬に乗るのはおろか、触るのも初めての子供たちもいたので、初めは馬の動きを感じてもらうためにも曳馬から。
慣れてきたら、自分で動かしてみよう!
乗馬の基本となる人と馬のルールを教えたら、サクサクと自分で動かせるようになりました。
どの子も、凄いバランス感覚!
多分、知らされなければ、目が見えない子供たちが馬を操ってるなんて誰も気づかないはず。
こちらは「あと5歩で右に曲がって!」と声で言うだけ。
馬から降りるときには、お尻滑り台。
皆さん、楽しんでいただけたかな?
きっと馬が好きになってくれたはず!
お土産の蹄鉄を手に、記念撮影!
また来年もできたらいいね!!!
- [2017/06/04 23:53]
- 牧場/Fazenda |
- Trackbacks(0) |
- Comments(0)
- Permanent URL |
- TOP ▲
- | HOME |