秘密のmuseum
とある闇のにゃんこネットワークから「ゼッタイニ イクヨウニ」と指令が下った場所へ、仕事中の住川女史を拝借して、連休最後の休みらしい休みに出かけた。
ファゼンダから車で30分ほど走ると、その目的地である。
出迎えてくれたのは緊張感の無い隊員1号。
入り口はまるで不思議な世界へ誘うかのような。ジブリの映画の中に入り込むような不思議な世界感。
写真をあまり載せたら面白みや感動が減ってしまうかもしれないので、ほんの一部だけご紹介。
道案内でもしてくれるのかと思っていた隊員1号は、「わしゃ知らん」とばかりに走り去ってしまったので、ニンゲンだけで先に進むとしよう。
小径を進んでいくと、まずは外国の方をお連れしたい気分に駆られる庭園。
上を向けば鬱蒼とした森から木漏れ日がさしている。
足元は砂利道で、瓦を縦に埋め込んだ敷石や、古代のお金のような丸い敷石があり、既に異世界への雰囲気を醸し出している。
歩みを進めていくと、怪しげな石像がチラホラとこちらを見守る。
道なりに進んでいくと、石像と共に不思議なオブジェが現れ始める。
コレがまたひとつひとつ表情があり、造り手のお人柄が滲み出る、実にコミカルで何かを訴えかけてくる作品ばかり。
誘われるままに建物に入ると、さまざまなアーティストの「ネコ」の作品が並ぶ。
中をお見せするほど無粋なことは致しませぬ。
建物を出ると、本館らしきところが見えたので、芝生の上を恐る恐る横切って建物の中へ。
そこは庭園とは全く趣の異なる世界。
リビングに通され、私たちを待ち受けていたのは隊員3号と4号。
大きな一枚岩のテーブルについて、3号のオモテナシをさせられる。
私たちの他に3組ほどのお客さんが入れ替わり立ち替わり。
ビジネスマンと思しき男性2人はゴルフの帰りだろう。商談に立ち寄った感じだった。
が、気がつけば私の背後に立ち、「すみません。宜しかったらソレ…」と、私の足元に転がる、3号の接待道具を求められた。
もちろん断る所以はないので、キラキラした魔法の杖の接待道具を渡すと、彼は少し離れたテーブルに戻り、その姿に似つかわしくない動きで3号を誘き寄せ、静かに接待をしていた。
リビングの中は不思議な空気が流れ、まるで欧州のおとぎの国の一室に迷い込んだ感じ。
大きな石のテーブルで抹茶オレをいただきつつ、猫と遊ぶ男性2人を横目に、オブジェを作成されたアーチストの写真集を眺め、給仕さんからも情報収集。
聞けば接待隊員は9号までいるらしく、皆それぞれ気ままに人間の相手をしてくれている模様。
全員に会えるかどうかは運次第というところか。ふむ。
先に建物内の調査に回った住川氏が少し興奮した様子で「ぜひ見てほしい作品がある」とのことなので、建物の中を散策する事にした。
ここにも、さまざまなネコ作品が並び、剥製か!と見紛うものをはじめ、個性あふれるネコ達が狂喜乱舞していた。
実に見応えがあったのだが、この感動は文字で伝えるものではないということで、後はご自身の目で確認いただきたい。
その代わりというわけではないが、建物自体が素晴らしかったので、一部だけ公開しよう。
この鉄の扉の向こうに行きたい衝動や
この階段を登りたい衝動を我慢するのに苦労した。
何をとってもいちいちカワイイのだ。
悶絶…。
ダメだ。タイムアップ!
また必ず来るから。時間足りないし!
後ろ髪を引かれつつ車に戻ると隊員一号が…
屋根の上で「誰の許しを乞うて帰るつもりだ?」と言わんばかりに横になる。
いや、また来るから。
次は自前で接待道具を持ってくるから。
流行ってほしいけど、秘密の場所で置いておきたいこの気持ち、わかるかなぁ???
ブログの中にキーワードは入っているので、行きたい人は調べてみて。
- [2021/08/10 02:25]
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